アリラ陽朔への道



今日はこの旅最大のミッション、広西チワン省自治区陽朔(ヤンシュオ)までの移動日です。
英語とカタカナ表記では "ヤンシュオ (Yangshuo)" ですが、中国で聴いた発音では "ヤンスオ" に聞こえました。
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一番お手軽なのは、香港からキャセイ航空で桂林までひとっ飛び。そこからタクシーで陽朔まで約2時間。
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しかし片道90分のフライトの割に往復3万とお高め、しかも私が選んだ日程は
往路夕方着、復路午前発と2泊3日では時間取りがよろしくありません。

陽朔行きは諦めかけていた頃、一昨年高鉄(日本でいう新幹線)が開通したと知り、
調べてみると深圳北駅から直通列車が出ているではありませんか~しかも安い!往復で1万円もしません。


しかし深圳北~陽朔直通列車は朝7:21発の1本のみ。
広州南で乗換だと朝から夕方までいつでも行けますが、中国の鉄道で乗換は不安・・・
(日本みたいにホームからホームにすぐ移動という訳にはいかないのです) という事で、朝早いですが直通列車を予約。
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Ctripにて乗車日1ヶ月前、午前9時より予約出来ます(時差があるので日本からだと10時より)。
予約開始後1時間ぐらいはサイトが安定しないのか、満席のオンパレードで焦りましたが・・・
しばらく待つと予約可能の列車が増えてきました。

しかし帰りの日、陽朔駅発の高鉄は予約開始から既にほとんどの列車が売り切れ。
どうもネット予約は駅によって座席数が割り当てられているらしいです。

広州東~深圳の列車には一度乗りましたが、長距離&郊外の巨大駅を体験するのは初めてで緊張するわ~



ハイアットプレイスでタクシーをお願いし、6時過ぎに羅湖エリアから約20キロ離れた深圳北駅へ。
地図は縮小しているのでコンパクトに見えますが、拡大すると市街地が広大過ぎます・・・
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今は遠い印象ですが、もうすぐ深圳北駅の路線は香港に直通予定。マカオも香港空港から橋/トンネルで行けるし、
まぁ・・・便利になるのは良い事ですが、着々と "ひとつの中国" が進行していく気がします。




早朝だったせいか一般道でも35分、50元で来れました。思ったより安い!
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中国の街は、ポリバケツを持った人を良く見かけます。何するんだろう?
以前上海の地下鉄車内で、羽をむしり取ったアヒルが入ったバケツを見た時はギョッとしました・・・



駅舎デカッ!!
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この日は雨、正面外観も撮らずさっさと内部へ向かいます。
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中国の高鉄駅舎は、入る時点で身分証と切符のチェック。ほとんどが国民向けのIDカード専用自動ゲートになっています。
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外国人は1つしかレーンの無い一番端の入口から。ファン・ビンビンも案内してくれていました。(広告ですww)
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パスポートと切符を見せて、セキュリティーゲートを抜けると構内です。



広い、広すぎる・・・空港か??
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しかし構造は単純で、建物両脇にホームへ降りる改札口。
2階の両脇に飲食店、その他コンビニやパン屋などが点在といった仕組み。
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早めに来て、ゆっくり朝食をいただいても良かったですね。
ハイアットプレイスは朝食付だったのに・・・早過ぎて食べられなかったのが残念。
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構内の電光表示板で、ホームの番号と定時に発車するかを確認します。私の列車も見付けました~ほっとひと安心。
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駅舎は新しいのにトイレは相変わらずタバコ&アンモニア臭い。
でも洗面台には高級ホテルばりのミラーinモニター、気を遣う所違うでしょ(笑)
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乗車出来るのは15分前、1便につき改札は2つしか無いのでいつも乗客が集中。
電車駅と思うからストレスになります。飛行機に乗ると思いましょう(笑)
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自分の車両はどれかな? こんなに長いのに、日本の新幹線みたいに自分の車両前で待機出来ないので乗車するまでは焦ります。
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2本連結なんですね~初めて見た。
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今回は長時間乗車だし、2等との差は数百円程度だったので1等席を予約しました。シートもゆったりで乗客少なめ。
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前との間隔も広々で、リクライニングも思い切り出来ます。
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スーツケースは不安だったので、重いけど上のラックに乗せました。(最後列の座席だと、後ろに隙間があるのでそこに置けて楽です)


車窓の景色、賀州まではそう面白味は無く・・・
乗客も1等車は比較的大人しい乗客が多いです、粗雑な振る舞いの乗客もたまにはいますが、
結構途中下車して行くのでそこまでストレスは感じず。


広州南まではたったの35分! 広州を過ぎたあたりで、駅で急いで買った
スタバのチキンラップサンドとビタココウォーターでヘルシーな朝食。
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うーん、どっちもイマイチ。てかビタココウォーターこんなにマズかったとは・・・


1等の乗客は、無料の軽食&ドリンクサービスがあります。わぁ~何かしら♪ サンドイッチ?? 凄く軽いけど・・・
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と箱を開くと、安定の乾き物達(笑)
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陽朔より1時間程手前の賀州あたりから、カルスト台地特有のポコポコ山がちらほらと・・・
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車窓から見える農村は、ずっとこんな様子です。
大陸の大地は果てしなく広いのに、こんな田舎でも住居は平屋ではなく3~4階建てなのが興味深い。
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おおー!なんだか、それらしい雰囲気になってきました~
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乗車時間は2時間44分。初めてのせいか、車窓を眺めたりブログ記事を書いているとあっという間でした^^
陽朔駅到着~! いやー本当に来た。どんどん大都市を離れていく私の中国旅行、もはや"省"ですらない自治区に来た・・・
我ながら感心するわ(笑)
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駅のホームからもう、山水画の世界。
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中国の観光地は、地上に降りるとどんな世界が繰り広げられているかわからないので
駅のホームからじっくり偵察・・・あら、青い車体のタクシーらしきものも停まっているじゃない?
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というのも・・・名前は陽朔駅ですが、駅自体は陽朔の町から約30キロ離れた周囲に何もない山の中。
グーグルマップでは検索しても表示されません、中国の検索サイト百度地図でやっと探し当てました。
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陽朔の町にほど近いアリラまでは移動が・・・この旅最大の不安事項でした。

日本人のブログでは、『陽朔までミニバス(20元)が出ている』 という情報のみ。
(桂林・陽朔の日本人旅行者、圧倒的にバックパッカーが多いのです)

簡体字で 『阳朔站 出租车(タクシー)』 と検索すると中国のyahoo知恵袋的なサイトに行きつきましたが、
回答は 『滴滴(中国版Uver) 呼べば?』 『ミニバス乗れば?』 のオンパレード。

今は中国人なら簡単にスマホでタクシー手配したり、事前に送迎車を手配しているからこんな山の中までタクシーは来ないはず。
たまに居るのは白タクで、もっと山奥に連れて行かれて身ぐるみ剥がされ捨てられたらどうしましょう・・・


という事で、アリラに直メールで質問してみると・・・
『タクシーで来るとおよそ120元ですが、居るかどうかもわかりません。シャトルサービスを手配しましょうか?』 と。
しかし値段はメルセデスのセダン488元から、高い! こんな山の中でイキらなくても良いっす。


『タクシーを探すか、ミニバスで町まで出てそこからタクシーを拾います』 と返事すると、
すぐに返事が来ていたメールがパッタリ止みました(笑) 外国人ゲストが不安がってるのよ、もう少しケアして・・・


アリラは終点の陽朔の町手前、ミニバスのルート上にあるので途中で降ろしてもらおうという計画も立て、
言葉が通じずともひと目でわかる資料も作成しました。
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本当にどうにもならなかっらたら、ホテルに電話して迎え来てもらおう。
488元か、120元か、はたまた20元か(笑)、ドキドキする~けど、
フーコックや深圳に行って来た後だと気持ちも大きくなり、出発前ほどの不安はありません。



改札を抜け地上に降りると・・・降車客で結構賑わっています。
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白人旅行者も見かけてちょっと安心、彼らもアウェイ感満載でしょうから・・・
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出口から左手に、陽朔・興坪・福利行きミニバスのチケット売場があります。
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雨も振っていたし、この旅最大の勝負どころだったので写真を撮る余裕はありませんでしたが、
チケット売場の前に、タクシーの運転手らしき人達が10名程 『陽朔! 陽朔!(ヤンスオ)』 と呼び込みをかけています。
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男性達は見た目ガラ悪そうで不安ですが(実際はそうでもない)、駅利用者以外は出口にも入れずフェンス越しなので
無理やり引っ張られたりなどはありません。

ちょうど駐車場へ降りる階段の手前におばちゃんドライバーが立っていたので、
何かあった時、何とか出来そうな(笑) この方に幾らか聞いてみます。

『ヤンスオ、ハウマッチ?』

『メーターだよ!』

安心して駐車場の青いタクシーに乗り込みアリラの名前と住所(中国では漢字表記が必須です)を見せると『100元』と。
メーターじゃないやん(笑)


しかし予想以上に良心的な価格と(40分走って1700円程度)、
新しめのフォルクスワーゲンのセダン、女性のせいかタバコ臭くない車内で快適♪

陽朔までの道路は片道1車線ずつなので、しょっちゅう追い抜きで対向車とチキンレースを繰り広げるのはヒヤヒヤしますが、
彼らも商売道具を失ったら食いぶちも無くなるので、事故が起きないギリギリの間隔で切り抜けます。


到着前まで、旅行の準備は半分以上の時間をアリラまでの移動に費やしていましたが、それは無駄な心配に終わりました。

まぁなかなか、鉄道で陽朔まで行く日本人はいないかもしれませんが、桂林市内からタクシーで行くよりずっと早くて安いです。

『陽朔駅に普通のタクシーはいますっ(キリッ!)』 (ただし昼間に限ります)






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Commented by bamboo2018 at 2018-06-04 20:01
毎回興味深いご報告で楽しませて頂き有難うございます。裏山です

プーコックの後はてっきりシンガポールのアンダースかなと勝手に想像しておりましたが、まさかのアリラでビックリぽんです。(時代遅れ)
デコデコのビーチリゾートとシンプルモダンの山岳リゾートの対比楽しみにしています。

プーコックでのルームチェンジ大変でしたね。これを読んだ時、ヴェトナム人と仕事をした時の事を思い出しました。仕事は早いんですが大雑把で、ちょくちょく手抜きをします。反省はしますが、愛嬌の良さで何と無く許してしまいました。女性は働き者ですが、男性は働かないと言っていた気がします。
一番困った事は、皆同じに休みを取りたがる事でした。勝手な想像ですが、ハウスキーパーの確保が出来なかったのかなぁと思っています。

JW Marriottのデザイン気になってはいましたが、客室は素敵でも外観は張りぼて感満載と思っていましたが、Gさんが感嘆しているご様子からするとしっかり作り込まれているようですね。その分メンテは大変だろうと思いますが… それも考慮の上の設計ですかね。
ビルベンズレーの世界感が活かされたリゾート地では無い都市型ホテルを上海やNY、パリで見て観たい気もします。

お約束の長文ですいません。アリラは以前の記事で紹介していたと思いますが、頭出しから悪印象を書かれていなかったので楽しみにしています。
これで素敵でなかったら ふギョギョです。(NHKのまわし者)
Commented by hotelogg at 2018-06-05 01:12
> bamboo2018さん

シンガポールもGW旅行の候補でしたが、長い休みは少し冒険という事で…
香港ベースが吉と出て、お安く効率良く廻る事が出来ました^ ^

JWは本当に不意打ち喰らいました。
ベトナム人の仕事のパターンを聞くと、なるほど納得な気がしてきました。
あと一斉に休みを取りたがるんですね〜ただでさえ満室に近い日にそれをされたら…
それはアサインも遅くなる筈ですね。
次回からは万全の対策で、代替え案を考えて行こうと思います。

JWは外観がカラフルなのと、平地に建つので見た目が散漫に映ってしまいますが、
どれも重量感ある仕上げや造作でハリボテ感は無かったです。
メンテはあまり考えてなさそうです(笑)ただハイテク素材や設備は使われていないので、なんとかなるのかなと…
ビル様の作品、東南アジア以外無いんですよね〜確かに、違う地域だと彼はどんな作風になるんだろうと思う時はあります。
彼の作風はアナログっぽいので、大都会のシティホテルはなかなか想像付きませんね〜(笑)

アリラも大変に写真映えするホテルではありましたが、
JWみたいなトラブルは無くとも、思うところは沢山あり正直1度の滞在で十分と思いました。
今回大本命2つが心底楽しめず…ですが、後半もよろしくお願いします^ ^
Commented by カイ at 2018-06-05 19:25 x
アリラ陽朔に行かれたのですね〜!しかも、電車で!!!
実は、僕もGW中に、アリラ陽朔に行ってました〜!
小心者なので、飛行機でしたが、、、空港からホテルまで車で一時間ぐらいでしたよ!

もしかしていたら、ホテル内でお見かけしたかもしれませんね〜!でも、素敵な男性お一人様ゲストはいなかったような、、、

アリラホテル、どのような感想を持たれたのか楽しみにしてます!

Commented by hotelogg at 2018-06-06 00:03
> カイさん

香港に近いからカイさん行かれたかな? と思っていたら、
まさかのニアミスでしたか〜(笑)
もしかすると、素敵じゃなくて視界に入って来なかっただけかもしれないですよ…(汗)
高速使うと空港からは早いんですかね?
私は帰り桂林からでしたが、下道使われて2時間近くかかってしまいました。

宿泊記読ませていただきましたが、スタッフのサービスに対する感想が同じ(笑)
一度は泊まるべきですが、リピートは…というところも一緒です。
既に旅行記自体は書き終えていたので、似た表現が多くて面白かったです^^
by hotelogg | 2018-06-04 09:00 | 2018年5月 桂林陽朔 | Comments(4)

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