2017年 08月 17日
セントレジス上海静安のプレミアデラックスルーム~前編
今回宿泊した客室は、『プレミアデラックス(55㎡)』
1番お安いスタンダードルームは約3万からありましたが・・・レイアウト重視で少しお高いこちらの部屋を予約。
SPG会員限定のオープニングレート、2名分の朝食+ダブルポイント付きで約35000円でした。
入るとすぐ横に小さめのウォークインクローゼット。
アメニティは全て揃っていますが、引出しが少ないのが意外に不便でした。
パブリックエリアを見ると胸やけを起こしそうなインテリアですが、
客室自体はクラシカルながら流行を意識した、白×スモーキーカラーの色使いで爽やか。
新しいホテルながら天井はそう高くなく、窓もフルハイトでないのは
やはり建物自体が少し前に建設されている事や、重厚なファサードのせいでしょう。
ヘッドボードと後ろの壁の目地が同じなのは・・・?ですが、
ランプが片方ずつ違うデザインだったり、窓側のボードは部屋側に少し湾曲させていたり、トレンドが生かされております。
しかし・・・今時ラグジュアリー系では標準装備の、Bluetoothサウンドマシンが無い。
そんなん使いこなせないジジババしか泊まらないから、いらないだろうと考えてらっしゃるのか・・・
いやでも時計さえ置いていません。
バトラーに電話してみると、両方とも無いとの事。リクエストにも対応していないみたいです。
大体、全室バトラーサービスが売りのセントレジスなのに・・・アサインの案内さえ無いし
なんだかフランチャイズ感をモロに感じてしまいます。
そしてベッドサイドテーブルにコンセントが無い・・・と思ったら、テーブル天板の下側に。
しかしこれが曲者で、時間によって通電したりしなかったり。
電灯のマスタースイッチを一旦切って再点灯すると通電! どうも調度品のランプ専用っぽい。
爽やかな色使いのお部屋の中にも、パンチのある調度品が点在しております。
ドレッサーはベッド横という珍しい配置、ドライヤーは洗面台では無くこちらに。
カーペットの柄もくっきりと、凄いですね~食器の柄みたい。アイスブルー色なのでギリギリセーフ(笑)
窓際にはソファ、画像だと小さめに見えてしまいますが・・・
横に腰掛けても全然余裕、ここで寝られるぐらいの気持ちよさでした♪
ワーキングデスクは窓側に、上部の飾り棚が書斎感を演出。
それにしても、黄色いカーテンとは凄い・・・昔は皇帝が着る色ですからね。シアースクリーンがあるので閉める事はありませんでした。
アメ色・鋲打ちレザーの椅子も素敵だし、天板や案内冊子カバーの型押しレザーも高級感がありますが・・・
デスクにあるまじき、コンセントやLANポートが見当たらない。
天板奥の蓋らしきものを押しても引いても動かず・・・最新ホテルなのに謎だらけ。
一応冊子には、セントレジスおなじみのバトラーサービスの内容が記載されておりましたが、
チェックイン時紹介されないとわからないじゃないですか? コーヒー・紅茶の無料サービスもチェックイン時と朝だけみたいで・・・
だったらアサイン時に 『お部屋にお飲み物でもお持ちいたしましょうか?』 ぐらい聞いて欲しい。
24時間OK、しかもアサイン時すぐに運んでくれたKLと大違い。
どうも、『部屋数多いし、いちいち対応していたら人件費嵩むから、バトラーサービスは気付いた人だけね(秘)』
というような魂胆が見えてしまいます。 セントレジスに複数宿泊経験のある方、どうなんでしょう?
テレビはSONY製ですが、リモコンの表記は漢字のみ。これは東アジア系以外のゲストは辛いのでは・・・?
テレビ台下がミニバーです。食器はティーカップのみ。
お茶ブランドはTG.で3種類、コーヒーはネスプレッソのカプセルが4種類。マシン自体は廉価モデルでした。
引出し式の冷蔵庫です、今回予約のオープニングレートはビール・ソフトドリンクが無料。
以下が無料ミニバーのラインナップ、オレンジジュースをいただきました。
コーラと青島ビールは、近所にスーパーが無い2泊目のホテルへ持ち込み~(汗)
サイドの引出しにはグラス類。ちょっと心配なのは、なんでも大きな音を出す地元の方・・・
ガサツに出し入れしている間に、グラスが倒れて割れてしまうのでは? という事。
また引手の金物も角が鋭くて、引く時指に喰い込むんですよね・・・
ベッドルームからの窓からの眺めです。
南向きなので、オハイソ系ショッピングストリートの南京西路ビュー。
しかしこの辺り、超高層ビルはそこまで密集していないので迫力はありませんね。
右に視線を映すと、比較的新しい複合施設が立ち並んでいるのが見えます。
近所のホテルには古い方のリッツ、新しい方のシャングリラ、GHMホテルっぽいデザインのザ・プリが並びます。
夕食は飲茶で軽めに済ます予定なので、夕方でしたが一番お安いポモドーロパスタをルームサービスでオーダー(70元)
ミニバー無料だと、こういう時助かりますね^^
お味は薄め、ソースもトマトもどっさり絡んでいました。
温かさをキープ出来るので有難いですが、料理にラップをかけたまま提供されるのは
セントレジスにしては野暮ったいかなぁ・・・
インテリアはさすがのラグジュアリー系。ハードもなかなかですが、いかにも中国らしい抜けが散見されると、
セントレジスというブランドは名ばかりで、サービスは下位ブランドのウェスティンやシェラトンと変わらないんじゃ・・・
と思ってしまいます、生花やウェルカムフルーツも無かったし。
中国なので宿泊レートはセントレジスにしてはお手頃ですが、それでも上海以外の都市では2万を切るので
この値段で地代だけを言い訳にして欲しくない。上海の格の違いを見せつけて欲しいです。
最後に・・・ドレッサー横の壁、点検口の扉の鍵が空いていたので開いてみると、
新装ホテルなのになんでこんなに分電盤が汚いんでしょう?
チェックアウト時に、『分電盤の鍵空いてましたよ、危ないし見た目も汚いし、ここはセントレジスよね(出た~イヤミBBA)』
と伝えると、10分程待たされた後マネージャーがやって来て(部屋替えの対応をしてくれた人)、
『申し訳ありません、大変危険であってはならない事です。次回の宿泊は、最安レートでスイートにUG+朝 食も付けます!』
との事。
私は、セントレジスらしいクオリティを築き上げて欲しかっただけなんですが・・・そういうオファーがあるなら・・・まぁ(笑)
スイートUG目的で再泊も良いですが、次回はザ・ミドルハウスやスコータイレジデンス、
ブルガリ目当てになると思うのでどうしよう~??
後編に続きます^^
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